疲れ目に祟り目

 

 

 変な時間に寝て変な時間に起きてしまった。しばらく眠れそうにないので、何か書こうと思い立った。睡眠のリズムが不規則になってしまうのも、現状を考えると仕方のないことに思える、という言い訳。

 本題。最近スマートフォンやパソコンをいじる機会が多く、しかもそれが結構長いので、私の中で指紋の次に優れているところである「目」が疲れてきてしまった。そこで、この間ブルーライトカットグラスの購入を決めた。今これを書いているときもつけている。

 ところで、買ったあとに言うのも難ではあるが、私はこのブルーライトカットグラスが医学的に効果があるのかとても気がかりである。というのも、効果がないものを買って満足していたら、ただのアホ丸出しになってしまうからだ。

 実際に着けてみた感じでは、液晶の光があまり気にならなくなり目の疲れも感じないので、一応は効果があるということなのだろうか。「プラシーボでもなんでも、自分が使い心地が良けれいいじゃないか。」という人もいるかもしれないが、それは薬の話であって、目のようにデリケートな部分に関しては慎重になるべきだと私は思う。

 私の好きな漫画であるBLEACHという作品に、剣技の腕の立つキャラクターがいるのだが、彼は「目は鍛えることができない」という趣旨のことを敵の眼孔に刀を突き刺しながら述べていた。

 これはある意味正解だと私は思う。腕や足などの筋肉と違って、目はトレーニングによって大きく強くなることはないからだ。

 電気が人類史に誕生してから、人々の生活に完全な深い闇が訪れることはない。今の私のように、外は暗いのに明るい部屋の中で作業することができるようになった。人間はより長い時間光に曝されるようになった、といっても過言ではない。テクノロジーの急速な発展に比べて、私たち人間の生物としての機能はそこまで進化していないのではないだろうか?

 毎日酷使している目を少しは労わってあげるべきかもしれない。